2017年11月下旬、金曜・土曜の二日間で熱海温泉に旅行に行ってきました。その様子をレポートします!
基本的な熱海のスポットをおさえられる、1泊2日のモデルルートなので、きっと旅行の参考になるはずです!ぜひ参考にしてくださいね!
こんにちは。石井月海です。
今回熱海を選んだ理由は、行ったことがなく、都内から電車で行ける温泉という点。ホテルは安くて食べ放題あり、一人泊OKという条件で探しました。
以下で紹介していきます。
1日目&2日目のスケジュールは?
まずはスケジュールのご紹介。
1日目
- 13:20 熱海駅
- 13:40 MOA美術館
- 16:00 来宮神社
- 16:40 ホテル着
2日目
- 09:30 ホテル発
- 09:50 来宮駅
- 10:00 熱海駅
- 10:20 伊豆山神社
- 12:10 熱海駅
- 12:40 お宮の松
- 熱海サンビーチ~親水公園
- 13:20 錦ヶ浦
- 13:40 熱海城
- 14:20 熱海秘宝館
- 14:50 アカオハーブ&ローズガーデン
- 15:30 起雲閣
- 16:20 小沢の湯
- 16:50 まぐろや
- 18:00 熱海駅
1日目
熱海駅
熱海駅に到着!
早速駅を出ると、目の前に無料の足湯があります。
100円のタオル自販機も設置されているので気軽に利用可能ですよ。
駅から右手に行くと商店街が。
商店街をぐるっと一周するだけなら5~10分くらいなので、バス待ちでちょっと時間が空いたら歩いてみるのもいいですね。
ぜひ試してほしいのが、かまぼこ食べ歩き。
私は、じゃがいも入りのやつを買いました。
かまぼこの弾力のある食感と旨み、じゃがいものほくほく感と甘みが絶妙なアクセントを奏でていて、食べる手と口が止まらずあっという間に完食。
ほかに、めんたい味とかもあったので、いろいろ食べ比べてみてください。
駅から左手に行くと、バスのロータリーがあります。
そして目の前にあるのは、昭和感ただようデパート「熱海第一ビル」。
ここの1階「伊豆東海バス駅前案内所」で「湯~遊~バス」のチケットも購入できます。
あと、コインロッカーも1階、地下とやたらにたくさんあるので、ホテルが遠い場合は重たい荷物をここに預けておきましょう。
MOA美術館
熱海の観光スポットの中でもぜひ行くべきなのが「MOA美術館」です。
あんまり美術とかが好きでなくても十分に楽しめるつくりになっていますよ。
入るといきなりはるか天空に向かうようなエスカレーター。
登るのに5分くらいはかかります。
そして登りきるあたりで天井がきらきらしはじめる。
万華鏡の映像が天井に映し出されてきれいです。
その先から外に出ると、熱海一帯の海、山、町並みが一様に見渡せるようになっています。
この日は快晴で、少し風もあったこともあり、五感すべてで自然が感じられました。
時間が許せば、このオープンデッキで1時間くらい風を感じていたい気分。ひたすら癒やされます。
けっこうこの時点で満足度高め。
メインの館内に入ると和を中心に多くの美術品が並んでいます。
中を一周すると外に出られるようになっており、旧民家や茶室などがあるエリアに通じています。
和と粋、そして竹林。
来宮神社
続いては、熱海観光の有名スポット、「来宮神社」。
場所的には熱海駅の隣・来宮駅から徒歩5分ていどです。
ただ、熱海駅~来宮駅は電車で3分くらいですが、40分に一本くらいしかないので注意。熱海駅からバス利用で行くのがおすすめです。
奥まで行くとご神木が。
そこまで広くはないので、ざっと全体を見るくらいなら15分ていどで十分です。
熱海ホテルパイプのけむり
今回予約したのは「熱海ホテルパイプのけむり」。
ちょうど来宮神社から歩いて15分くらいの場所にあります(ただ、坂道をひたすら登るのでバス利用が無難です)。
食事は、ディナー、モーニングともにバイキング形式。
特にディナーは、サーモンの刺身、ローストビーフ、カキフライなどが食べ放題、またソフトクリーム機、ドリンクバーもついています。
「熱海ホテルパイプのけむり」については別記事にまとめてあります。
【熱海 ホテルパイプのけむり】バイキング2食つきで1泊5,990円~!コスパ最高のホテルを徹底解剖【温泉つき】
2日目
熱海駅
翌朝、ホテルを出て、来宮駅から電車で熱海駅到着。
とりあえず向かったのは、駅前の「熱海第一ビル」。
ここの1階「伊豆東海バス駅前案内所」で「湯~遊~バス」のフリーパスを購入します。
受付の女性が丁寧に使い方など説明してくれました。
発車時間を調べて早速バスに乗車します。
伊豆山神社
熱海駅からバス15分ほどで「伊豆山神社」に到着。
伊豆山神社は、熱海の観光スポットの中でも人気です。
バス停から見えるのはひたすら階段のみ。これをひたすら登っていきます。
登り切るのに5分ほどかかるので、ちょっとした覚悟は必要かも。
きつい場合は左側の舗装道からも登れます。
本殿
高台なので景色も最高
右手に行くと、資料館と山道の入口があります。
実は伊豆山神社には登山ルートがあり、片道の目安55分ほどで白山社、本宮を見に行けます。
で、私もせっかくなので登ってきました。
目安は片道55分ですが、一人でてきぱき登れたので往復1時間ほどで済みました。
目安の大体半分の時間ですね。しかし太ももはぱんぱんになってしまいました、疲れた……。
なにより最高なのはその途中。まさに山道をひたすら登るのですが、晴れだったこともあり、木が茂ってちょっと薄暗い登山道に、木々の合間から差し込む日の光がアクセントになって、なんとも神秘的な雰囲気を醸し出しているんです。
光と影、少し歩きづらい落ち葉と土。木の枝同士が触れあう、さらさらというさざめきだけが耳を包んで…、まるで異空間にでも迷い込んだかのような不思議な気持ちになります。
都会や日常で疲れた心の汚れが洗い流されていくようです。
パワースポット感あふれ出しで、足は疲れつつも心身は清らかになっていくのを感じました。
そして、本宮に到着
ちなみに、この本宮に向かって左側から奥に行くと住宅街に通じています。バス停もあるので、どうしてもこの本宮だけ見たかったらバスで近くまで来ることもできます。
ルートは、本ルートと、帰りは横道に逸れると帰り用の別ルートから下りることもできます。
途中には、石が積まれた謎のモチーフが
さりげなく、かなり絶妙なバランスで安定しています。なんでしょうね、これ?
神聖な気持ちで心が洗われるこの登山ルート、今回の旅のナンバーワンスポットは、間違いなくこの伊豆山神社登山道でした。
ただし決して気軽な観光登山ルートという感じではなく、結構ガチ目な山道も通ります。
普段歩き慣れていないとかなり疲れるので、水分と動きやすい服装は必須なので注意!
また、一発目にここに来て疲れ切ってしまうとこのあとのスケジュールに影響が出るかもしれないので、体力に自信がないなら熱海観光を終えたあと最後にここに来るのも手ですよ。
熱海駅
伊豆山神社からバスで熱海駅に戻り、再び「湯~遊~バス」に乗車。ここからは熱海市内の観光スポットを巡っていきます。
お宮の松
熱海駅からバスに乗って5分ほどで2つ目のバス停「お宮の松」。
恐らく、昭和生まれの中でもそこそこの年齢でないと知らないであろう、お宮の松の像です。
特に思い入れがなければ普通の像と松の木があるだけなので、これはスルーしても良いかも。
ただ、すぐ隣はビーチになっていて、「The・熱海」な景色が見渡せるので、バスは降りて少し散歩するのがおすすめです!
熱海サンビーチ~親水公園
「熱海サンビーチ」はずっとバスのルート沿いに続いています。
バスのタイミング的に、30分くらい歩き、「親水公園」から次のバスに乗りました。
錦ヶ浦
しばらくバスに乗ると「錦ヶ浦」に到着。
単純にいってしまえば、断崖絶壁の崖です。空と海と海のにおいと風を全身で浴びければぜひ。
崖上から海を眺めながらくつろげるカフェもありました。
後ろを見ると「熱海城」が。
熱海城
熱海城!とはいっても、他の日本の城歴のように歴史が感じられるようなものではなく、ひたすら観光施設といった感じです。
熱海全体にただよう昭和感はここにも健在です。ですが、決してつまらないわけではなく、十分に楽しめます。
建物自体がかなりの高台にあり、特に屋上から見る景色はなかなかのもの。熱海に来たら必須のスポットといえるでしょう。
広大な景色が見ながらくつろげる足湯もあります。
熱海秘宝館
熱海城の前の坂を徒歩3分くらい下るとあるのが「熱海秘宝館」。ロープウェイでも来られます。
中は撮影NGですが、ひたすら18禁な展示が並びます。
途中、映像が流れるエリアもいくつかあり、場所によっては行列ができていたところもありました。
ここも話のネタになるので、ぜひ。
アカオハーブ&ローズガーデン
幾種もの花々が立ち並ぶ庭園型テーマパーク「アカオハーブ&ローズガーデン」。
着くと、まず園内用のバスに乗り、頂上まで。そこから園内の坂を歩いて下りながら、もとの入口を目指します。
もし途中で疲れてしまったら、園内を循環しているバスに手を上げれば入口まで乗せてもらえるので足腰に自信がない方でも安心です。
起雲閣
ここも熱海の有名スポット「起雲閣」。一体なにかというと、旧資産家の古民家です。
中ではひたすた家を見るわけですが、そのつくりのクオリティが高く、建築に詳しくなくても美的感性がくすぐられます。
純和風のエリアだけでなく、洋館エリアもあります。
有名な作家さんが逗留したとのことで、それぞれの名を冠した部屋もあります。
特に建築に詳しくなくても、行けば「おっ」と思わせるつくり。
住居部分が四角く中庭を囲っています
中庭は落ち着く和風庭園
熱海観光で疲れた身体もちょっと癒やされる。
地域センター的な役割もあるらしく、なにやら中学生が英語の勉強をしていたり、文化教室のようなものが開催されたいたりもしました。
熱海駅までお散歩
バスまでの時間が中途半端だったので、どうせだからと、そのまま30分くらい歩いて熱海駅へ。
途中には、日本初の公衆電話や、間欠泉など
あとはセルフで温泉卵をつくれるところも
これは「小沢の湯」といい、この向かいにお店があってそこで卵が買えます。
まぐろやでお食事
熱海駅向かいのデパート「熱海第一ビル」。
その地下には、熱海の「金目鯛の煮付け」では食べログ上位のお店「まぐろや」があります。
ランチ時ではかなりの行列を覚悟する必要がありますが、私が行った夕方くらいでは余裕で座れました。
熱海駅
そして帰り。熱海駅から新幹線で。
ちなみに最悪チケットの予約がなくても、駅前には金券ショップの自販機があり、駅で買うより割安で購入できます。
熱海の移動は「湯~遊~バス」がおすすめ!
熱海の移動は、レンタカー、電車、タクシーもありますが、基本的にバスが主な観光地を巡るように張り巡らされているので、順当に「湯~遊~バス」を利用しておくのが無難です。
注意点は、道の混み具合です。
今回は金曜・土曜で行きましたが、やはり土曜は道が込みバスも遅れがち&やっと来たバスも満員で、最悪30分後の次のバスを待たなければならないなんてことも。
「湯~遊~バス」利用の場合は、道の混雑状況もしっかり想定してプランニングをする必要があるでしょう。
熱海までの交通手段は「新幹線」がおすすめ!
ちなみに私は品川区在住なので、交通手段は品川から新幹線で。
別の地域の方は、熱海駅の到着時間から逆算してスケジュールを組んでくださいね。
一見、新幹線と聞くと高そうに思えますが、東京~熱海の自由席で3,670円です。
通常運賃が1,940円なので、プラス1,700円ほどで新幹線に乗れる計算です。
時間は、快速アクティー(いわゆる普通列車)を利用した場合は1時間40分ほどかかりますが、新幹線であれば40分ほどです。
1時間早く着くことに約1,700円の価値を見いだせるなら、断然新幹線の方がおすすめです。
ちなみに、快速アクティーは席に座れない場合、熱海までの片道約100分はかなり苦痛になってしまいます。
そこで、指定席グリーン車が用意されていますが、料金はプラス980円で計2,920円。
快速アクティーで指定席に乗るくらいなら、間違いなく750円を足して新幹線に乗るべきです!
種類 | 目安時間 | 料金 |
---|---|---|
新幹線(こだま) | 45分(ひかりは40分) | 3,670円 |
快速アクティー | 100分 | 1,940円 |
快速アクティー 指定席 | 100分 | 2,920円(休日は2.720円) |
踊り子 | 80分 | 3280円 |
スーパービュー踊り子 | 80分 | 4,180円 |
※時間帯によって到着時間、季節によって乗車料金は多少変動します。
まとめ
東京から簡単に行けて、そこそこ有名で、無難に楽しめそうな温泉ということで選んだ今回の「熱海旅行」。
結果としては十分に楽しめました。文中でも言ったように、街全体が昭和の空気感をただよわせており古臭い印象ですが、それはそれとして観光用のインフラはしっかり整っているので、極端な話なんの用意もなくいきなり熱海に行ってもどうにかなるといえるくらいです。
また曜日によっては花火もおこなわれているようなので、狙って行ってみてもよいかも。
今回は時間の都合で行けませんでしたが、日帰り温泉も熱海内にはたくさんあります。「湯~遊~バス」でもらえる地図に情報も載っているので、ちょっと熱海観光の休憩がてら立ち寄ってみるのも良いですね。
この記事の情報で重要スポットは満遍なく巡れるので、ぜひ熱海旅行の参考にしてみてくださいね。
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